目くるめく後半は、北海道でもなかなか食べられない希少なサウスダウン種のマトン。
弱い炭火でじっくりと時間をかけて焼かれ、とにかく香ばしい。脂身のばら肉とロース肉の赤身の2種。マトンの臭みは一切感じず、ギュッギュっと噛んでいると美味しい肉汁が溢れ、なんだか草原の良い香りがしてくる。オレンジ色の薬味は沖縄の大きな茱萸(グミ)と炒られた小さな生胡椒の一粒。
村上シェフのサポートで、同じく東川町のレストランオン ザ テーブルの若いスタッフさんも来られていて、このイノシシの解体を見学されたらしい。
若い女性のスタッフは、美しかったと感動していた。
村上シェフの遊び心でミンチ肉を餃子風に。
次は今日の食事会のハイライトではないだろうか。
季節の野菜 根 土
古村さんの皿の色・形・テクスチャーが凄い。
シジミ すっぽん 大ウナギ
今回の食事会に当たり、調理に使われる水、テーブルに出される水も東川町からわざわざ持ってこられたもの。この水美味しい!
デザート
黒糖クレームキャラメル
黒糖を苦みの先の酸味が出るくらいまでキャラメリゼされたソースのプリン。
しかもパッションフルーツかけ。ほんとは薄く焼かれたせんべい状のものが添えられるらしいが、この日は湿気が多くパリッとならないので残念ながら省略。
マドレーヌにくクレメンダンジュの残りをなすくり付けた(笑)
小島さんと村上さんは同世代で見事に意気投合して(お互いに猫飼い、酒好き、小島さんの言葉を借りるなら「くんずほぐれつで」)この食事会のメニュー決定~食材調達から調理とみっちりと濃密な時間を過ごしたんだなと、最後のお二人の表情からよく分かった。
みんげいおくむらさん、古村其飯さん、サポートのスタッフの皆さん、会場提供のKOBAさん、権さん、小島さん、村上さん、食材の提供・生産者の皆さん、ありがとうございました、ボクたちは幸せな時間を過ごしました。
特にあやはし牛~マトン~琉球イノシシの肉の構成が凄かったなー
最初は会費高いなーと何も知らずに思ってましたが、むしろ安いと感じました!(^^)!
シェフ2人もサポートスタッフもお客さんも、こんな幸せな2日間はそうそう無いだろうという3時間。
ボクは日曜日の昼の部に参加した。同席者はこの会の運営で頑張ってきたHYGGEの権さん、器を提供された古村其飯(こむらきはん)さん、と沖縄の古くからの友人空さん。
魅力的な3人の女性に囲まれて幸せなじじぃなのであった。
スタートは古村さんの小さな器に盛られた貝。マベ テング貝 アジケー(シャコガイ)
スタートは古村さんの小さな器に盛られた貝。マベ テング貝 アジケー(シャコガイ)もの凄い磯の香りに一同ノックアウト。今日の食事会はどうなって行くんだろう。
害鳥と呼ばれ、廃棄される鳥を小島さんが慈しみ料理したもの。
琉球ハシブト烏 シロガシラ 雉バト ヒヨドリ
カモミール 蒸留レモンバーベナ レモングラス風味
きはんさんの発酵甕で熟成されたマクブ。
分厚いながらも信じられないほどフワフワでいい匂いしかしない。
鮮度が命の海老なので地元以外ではなかなか食べられない高級海老。
さっきまで生きていたので新鮮そのもの。一切の臭みが無く、ガス海老独特の、甘エビよりも甘く噛むと歯を押し返してくるような歯ごたえ、なんじゃあこの海老初めて食べた。
ぶりんとしてねっちりとして、そして甘い、最高。
白子にはうなぎのタレがまぶしてあり、つぶしてご飯と混ぜて食べると陶然となります。