東京都
目黒駅から権の助坂を下ったところにある、中国ラーメンの店。
揚州わんたん塩ラーメンを頼む。
見事に透き通った鶏スープに細めのシャクシャク麺、
具はわんたん7個、ほうれん草、めんま、
チャーシュー(中華街で見かける縁が赤いやつ)。
とにかくスープが見事、塩なので繊細な味わいだ。
すすると、鼻に抜ける香りは、干し貝柱のそれである。
わんたんは生姜がぴりっときいたぷりぷり餡で、皮の食感が絶妙。
その二:「一番」
御徒町から程近いサタケ商店街の中にある、東京ではどこの街にもある中華屋さん。店名は「一番」。
街の中華屋と聞いて思い浮かべるそのままのたたずまい。たんめんを頼む。
デコラ張りのテーブルでスポーツ新聞を見ながらしばし待つ。
おっと!店に似合わず上品なたんめん登場。
きゃべつ、にんじん、たまねぎ、もやし、が塩スープにたっぷり乗っかり、生姜の香りが食欲を刺激する。
野菜のうまみが出たスープをひとすくいすると、きらきらと油が光る。
麺は細めん。塩スープには細めんが良く合うな。
九州ではなかなか食えない“たんめん”。
どこにでも有るので、そう言う意味では、沖縄のすばの位置づけに似ているのかもしれない。福岡では、ちゃんぽんの位置に近いかも。