ちゅらかじとがちまやぁ

ロサンゼルス

2000.11.1
翌朝、8時にホテルを出る。一旦チェックアウトし、11月の4日にまた泊まると話すが「ノーベンバーフォース」と何度言っても「ファースト?」と聞き返してくる。
なんとか通じて部屋を取ってもらう。何しに行くのかと聞かれ「今からバスに乗ってレイカーズの試合を見に行く」と言うと目をまるくして驚いていた。わざわざバスに乗っていくのが信じられないらしい。
バスディーポ(日本で言うバスターミナル)はダウンタウンの大手企業が密集するファイナンシャルディストリクトのはずれにある。テクテク歩いて行くが夜は危険な地域らしい。
集まっている乗客は、アメリカ映画なんかでは見ることが出来ない低所得層の人たちだ。
思い切り無愛想な黒人のクラークからチケットを買い乗車の列に並ぶ。
バスディーポの職員や運転手はかなり態度が厳しい。客層が危ない人も少なくないので常に注意を払っている。こちらとしては心強い。
発車時間になりバスはサンフランシスコを出てまずはベイブリッジを渡ってオークランドへ行く。オークランドを出てからは58号線~5号線となだらかな丘陵地帯をひたすら南下する。素晴らしい景色にも飽きてきたころ昼になり20分の休憩タイムだ。バーガーキングでワーパーの昼食。
このときは運転手もランチを摂るのだが、すっげぇ二枚目の運転手だった事に気付く。
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ランチ以外に停まったのは、ベーカーズフィールドだろうか、住宅街の中のバスディーポに停車。数人が降りて、次に停まったのはハリウッドだった。
ハリウッドを出て小1時間ほどでロサンゼルスに到着。約9時間の行程だった。
着いたときはすでに暗くなっており、バスディーポの周りは真っ暗な倉庫街でフェンスの外にはホームレスや得体の知れない人間がたむろしている。聞きしに勝る危険地帯だ。
レイカーズの試合開始が近づいているのでタクシーに乗り、今晩予約しているホテル名を告げる。ステープルズセンターにも歩いて行けるホテルなのだ。
ダウンタウンを走っていると、運転手が話しかけてくる。自分の知っているホテルが安く泊めてくれるのでそこに行かないかとしつこく勧めるが、なんとなく怪しいので、もう予約済みだときっぱりと断る。
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ホテルに荷を解きカメラを持ってステープルズセンターへ歩いて向かう。いろんな人種の観客がぞろぞろと向かっている。歩きながら見るセンターは非常にきれいでかっこいい。今夜はNBAのプレシーズンも終わり、昨年優勝したLAレイカーズの公式戦の開幕試合なので非常に盛り上がっている。対戦相手はユタジャズだ。
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入場ゲートで一眼レフのカメラは預けさせられた、デジカメと合わせて禁止との事。日本とは比べ物にならない厳しさである。NBAのスターともなると1枚の写真だけでもおろそかに出来ないのだろう。
さて入場したは良いが、自分のシートに行くルートが分からない。いつのまにか高級なシート専用のロビーに出てしまった。警備員にルートを聞き無事着席。後ろを振り返ると歴代のレイカーズの名選手のユニホームが掲げられている。プロ野球の永久欠番みたいなもんだろうか。今日も1枚のユニホームが新たに厳かに取り付けられた。
試合前は昨年の優勝を記念して優勝リングの授与式が行われている。こういうのはめったに見られないよなぁ。国家斉唱はなな、なんとジェフリー・オズボーン!さすがLA!
試合が始まる。かなり遠い席なのであまり試合に集中出来ないが、隣の夫婦の奥さんは違ってた。国家斉唱のときから気合が入りまくり、まわりの人たちに、立ち上がって聞けとアピールしている。後ろのシートで若者がふざけだしたら再三注意してそれでも聞かないとみるやスッと立ち上がり、スタスタと出て行く。その歩き方が、アメリカの青春映画なんかで彼氏に憤慨してサッと後ろを向き怒って歩く動作そのまんまだったので妙に感心する。どうも警備員に言いつけたらしく、職員がやってきてチケットをチェックし、何事か注意を与えた。旦那さんはみて見ぬふりである。
そしてハーフタイム。時計を見ると19時半。時差を考えると日本では丁度昼休みなので、ロビーにある公衆電話からNBAファンのてん子にイヤガラセの電話をかけてやる。テラスにあるスナックスタンドのホットドッグが旨い、なんて旨いんだ!
テラスからホットドッグを食べながらダウンタウンの方を見ると、ビルの壁一面を使ったアップルのビルボードが正面に見える。カッコイイ
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試合は最後にはジャズが差を付けてほぼレイカーズの負けが見えてきた。帰るファンもチラホラ見える。その中に発見したぞっ!アンディ・ガルシア。帰りながらも通路に立ち止まっては試合を名残惜しそうに見ている。ハリウッドスターでもファン心理は一緒なんだなぁ。ジャック・ニコルソンの顔も見える、ううーーすげぇ。
ホテルに帰って、すぐ近所の24時間営業の名物ステーキ屋、創業75年の「パントリーカフェ」に行こうと思ってたのだが、さっきのホットドッグで腹いっぱいになり断念。(2年後に再訪した)その話は後日。
ホテルと言っても郊外のモーテルと変わらない造りだが、さすがに広い。外の騒音を聞きながら早々と眠ってしまう。

11.2
翌朝目を覚ますと腹が減っている。シャワーを浴び、チェックアウトしてダウンタウンへ向かう。この日は日曜日だったので、人が居ない。マクダーナゥ(マクドナルド)を見つけたので朝飯を買おうと入った。日本と違ったメニューがたくさんあり面白い。その中でモーニングブリトーセットをヒスパニックのおばちゃん店員から購入。今回の旅で気付いたのだがロサンゼルスはヒスパニックの人が非常に多い。特にファーストフード店や土産物屋さんなんかの店員は殆どそうだ。メキシコに国境を接しているので移民や不法入国者も大勢居るのだろう。公共機関やこういう店にも英語とスペイン語は必ず書いてある。
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店内は満員で席がなかったので、ダウンタウンの大きな交差点の近くに座り込み大きなブリトーをほうばる。車は少なく閑散として天気は良く、カリフォルニアの青い空の下で食べる野菜たっぷりのブリトーはことのほか旨かった。今日はハリウッドとサンタモニカが目的なので、バスの営業所に行ってルート図を入手する。市内の移動はダッシュと呼ばれるバスを使うが、ハリウッドやユニバーサルスタジオへは地下鉄が一番便利だ。メトロレッドラインに乗ればすぐなのでトークンを買って乗り込む。トークンは買ったが途中改札が無かった、なんでだろう。きれいな地下鉄、きれいな駅を出るとそこはいきなりハリウッドの中心部。そう言えば、この地下鉄は映画「スピード」のクライマックスシーンでサンドラ・ブロックとキアヌ・リーブスが乗り、最後に地上に飛び出した地下鉄だ!地上に飛び出て止まったのはまさにここ、チャイニーズシアターの前だった。スターの手形で有名なチャイニーズシアターの向かい側にはハリウッド最古の映画館エルキャピタンシアターが見える。今はディズニー社が買い取り、ディズニー専門の映画館になっている。この日はハロウィン週間で特別に「ナイトメア ビフォア クリスマス」が上映されていた。
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上映スケジュールを見ると丁度いい時間だったので入ってみる。料金は6ドルくらいだった。館内は流石に風格があり、かつて映画が娯楽の王者と呼ばれていた時代を思い起こさせる。ステージには緞帳がかけられ、時間になると「ようこそエルキャピタンシアターへ」といったアナウンスが流れ、ワクワクするような音楽と共に緞帳が上がる。最初の15分くらいはクラシックなミッキーマウスの白黒映画が流される。そして本編、もちろん字幕は無いが、映画の内容は大体知っているのでおおいに楽しめた。雰囲気がいいもんなぁ~
映画が終わり地下に行ってみると、映画で使われたセットや人形、デザイン画など全て本物が展示されていたのにびっくりする。映画館を出ると白人の女の子がなにやら声をかけてきた。イエス!と愛想よく応えると、旧式のカメラを持っていて劇場のきれいな絵画が書いてある天井の写真を撮っているらしく、フラッシュが光っているか見て欲しいと言う。両目を開けて撮れば確認できるのだが、しっかり見てやる。それから、お茶でも飲みませんかとなるはずもなく、お礼を言って彼女は去っていった。
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手形で有名なチャイニーズシアターの壁
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現在はアカデミー賞の会場で使われるコダックシアター。当時は工事中。鉄骨の間からハリウッドサインが見える。
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しばらくハリウッドの街を歩き回り、バスでサンタモニカに向かう。途中の乗り換え地点に吉野家が有ったので昼飯を食べる。そしてバス待ちの間に明日の宿に予約電話を入れる。明日はMとMの仲間2人とレンタカーでヨセミテに行く事にしているのだ。ヨセミテの近くのモーテルに部屋は取れた。面白そうなところが多く、道草を食ってしまってサンタモニカに着いたころには夕方の始まりだった。なんとも微妙な色合いの夕焼けが始まる。
ホームレスの自転車は芸術作品のようだ
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映画「スリーピーホロー」に出てくるような木。
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サンタモニカを散策し、夕焼けも堪能出来た、そろそろロスのダウンタウンへ戻ろう。通りの屋台や土産物屋さんがみんなスペイン語で話しかけてくる。日本人なんですけど。
なかなか思うラインのバス停が見つからず、とりあえずロサンゼルスに戻るバスに乗る。このラインはユニオンステーションまで行くバス。乗客は黒人、白人、ヒスパニック、謎の東洋人(ボクの事)と様々な怪しい乗客。でも、ある客が乗ってきて小銭が無いと運転手に言うと運転手が小銭持ってないか?とアナウンスした、すると殆どの人が「I do.」とポケットを探る。見かけによらずいい人が多い。
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アムトラックのターミナル駅、ロサンゼルスのユニオンステーション。ここからメトロレッドラインが出ているのでダウンタウンの中心部に出てバスでバスディーポに向かう。バスの中でヒスパニックの子供にポケモンカードを渡すと「グラシャス」と素晴らしい発音でお礼を言われた。

バスディーポに着いたのは9時過ぎていた。前日にも増して見るからに怪しそうな奴らがうろうろしている。騒ぎが起こったので何事かと見ると白人の若いジャンキーがバス運転手数人からたたき出されていた。バスの運転手も命がけだ。ピリピリしている。乗車チケットを渡すときも日本みたいにありがとうございますなどとは決して言わない。ギロッと睨んで客の様子とチケットを確認する。運転席には銃が隠されていても不思議でない。女性ひとり、特に日本人の若い女性の一人旅なんかでは絶対使わないほうがいい。深夜バスは飛行機にも乗れず、宿代を節約する意味もあるのでそれだけ低所得者層が多い。ボクの前に座ったおじいさんはカップヌードルを大事そうに両手でしっかり持ち、行きがけにもランチタイムで寄ったバーガーキングでお湯だけ貰ってカップがぼろぼろになったカップヌードル食べていた。
さあ目覚めれば懐かしいサンフランシスコ。今日は夢に見たYOSEMITE行きだ

アメリカの旅は不定期更新デス
by tenmorimori | 2001-02-27 18:04 | Go Abroad | Comments(7)
Commented by ばざ~ at 2005-09-07 23:24 x
ロスの夜のダウンタウンをドライブしたことがありますが
車から降りることは堅く禁じられました、、怖かったぁ(汗
ビル、かっこいいですね。ワタシが行ったときは、見ることはできませんでした、残念。。
Commented by てん子 at 2005-09-08 12:38 x
忘れもしないあの昼休み。
ステイプルズセンターから会社に電話が掛かってきたのだ!
サプライズすぎるぜっ、モリモリっ!嬉。
今どういう状況なのか?!どのプレイヤーが見える?ハリウッドスターは?
(LAのステイプルズセンターのコート脇には、年間シートを取ってるハリウッドスターが沢山居るのだ)
特にジャック・ニコルソンは有名のNBAファン。
色々聞きたいけど、国際電話の料金も気になるっ。
なんだかもうドキドキしてエキサイトしながら電話を切った覚えがる。

相手はユタジャズ。
今は現役を退いたカールマローン、ストックトン、ホーナセックのプレイが見れたのね~ん。
まさかカールマローンがレイカーズに移籍するなんざ思いもよらなかった2000年。
ん~っ懐かしいっす。

そして、
どの写真もカッコエエのぉ~肉眼でみたいっすよ。(ーー;)
Commented by tenmorimori at 2005-09-08 22:02
ばざ~さんも行かれた事があるんですね。アメリカの町は何処を見ても絵になるので夢中で写真を撮りましたよ。帰ってからDPE代が飛行機代よりもかかってしまった(泣)
この2年後に行ったときは4WDを借りて5000km以上走りました。

てん子クン、キミにもアメリカを生で見せてあげたいよ、いつか大人の遠足アメリカ編ってーのが実現できんかのぉ~
Commented by ume at 2005-09-08 23:23 x
てんもりさんって、あちらこちらに出没(笑)してるんですね。^^
飛行機嫌いの私には、アメリカに行くなんて考えられない!!頑張って2時間の東京だけだな~~^^; てんもりさんのブログで行った気分にひたろっと♪

今日、初めてボトルネックに行きました。すごくさっぱりしたおそばでした。
出汁で麺の味が変わるのを楽しんできましたよ。
ついでにチキンカレーも食べました。作ったばかりとかで、5倍の辛さを食べましたが....年のせいか辛いものに弱くなってる自分に悲しかったです...今度私の親友も連れて、一緒にいきませう♪
Commented by てんもり at 2005-09-09 17:02 x
いいですね~ボトルネック。こないだは15辛を食べましたよ。そばの前に食べると味が分からなくなるので注意ですね。
ぜひ行きましょうね~
Commented by フミオ at 2005-09-09 20:28 x
今、このページを何も言わずに見ていたら、エリ子が画面を指差して何度も「てんもりさんはここにいるんだよぉ~~」って言い出した。
ちょっと空恐ろしいものを感じました。
Commented by tenmorimori at 2005-09-09 22:32
ん~ん、子供の感覚って・・・・・
ほんとにあそこに居たかったけど、残念ながら沖縄に居ます。