おくんちとタツロー 唐津の大ご馳走編
ふと見ると・・・・・おおおっ!人気の鯛だ。
急いで車を停めてしばし曳山の見物。
その様子は曳山編で後ほど。
さて、ご招待を受けたお宅に着いて、みんなが揃って宴会開始!
唐津市民は、1年間この日のためにパワーを溜め込んでいる。そして一気に爆発させる。
ボクの親戚も唐津とは離れているが、近くの肥前町に数件あり子供のころはおくんちの季節によく行っていた。思えば凄いご馳走が用意されていた。
小さな子どもだったら海で乗れそうな舟盛り。
唐津のビチビチした刺身が美しい。
うひぃ~~~、たまらんす!玄界灘の魚の凄まじい底ぢから。
わーいわーいごちそうだー。
鯨と国産鰻のうまき。
サザエの握りなんて初めて見た。
ツボ焼きもどんどん焼けてくる。
客たちは酒を飲みバカ話をして、家のお母さんや娘さん、お嫁さんが甲斐甲斐しく牡蠣を焼いたりサザエを焼いたり、子供たちはそこらを自由に遊びまわる。なんか懐かしい宴会風景がとても嬉しく快適だ。
昔はこうだった、女性たちは男性ばかり飲んで食べて楽しんでなんて文句は言わず、本当に楽しそうに客の世話をして、一息つくと台所の横で女性陣だけで楽しそうに話をする、正しい日本の宴会風景だ。
客の役目はただただ美味しく食べ飲み、楽しく過ごすことだ。
一番美味しいサイズのアワビのバター焼き。
この弾力と噛みしめて溢れる美味しさよ。
女将さん特製のローストビーフ。使われているのは佐賀牛か?
塩を少し付け食べる、しっかり味がつけてあるので塩なしでも十分旨い。
噛んでいると体温で溶けてくる刺しの脂が旨い。
室温でとろけてくる。
鯛の曳山の魚組の方々が挨拶に来てくれた。
かっこいいなぁ~~~
塗のお椀には・・・・
ごろっと伊勢海老の味噌汁。
佐賀は米どころ、山菜おこわが旨いのなんの。
追い刺身もどんどん、もう食べられましぇーーん。
デザート。曳山の大皿に唐津で有名な卵屋さんのロールケーキ。
上質なテンピュールの様な生地は卵のいい香りがする。
床の間にも曳山14台。
日本に昔からあるおもてなしの心が溢れる宴会だった。
実は唐津の有名ラーメン店のご主人のお宅だったのだが、店の雰囲気がとても良いのはこういう家庭に秘密があったのだろうなー。
とにかく、ご主人、奥さんを始め、女性の皆さんやラーメンのお弟子さんもずっと部屋の隅に控えてさっさと動かれていた。しかも自分たちも実に楽しそうに。
本当に本当にありがとうございました。魚紳さんがこの席に居ないのが残念だ。
次に食べるラーメンは、違う感激を受けるのだろうな、早く食べに行きたい。
パーティーでなく、御馳走の場。
美味しく楽しい感じが伝わって来て、私も幸せな気分に♪
ごちそうさまでした~~♪
そしてこんな大将が作るラーメンは、次に行ったときは余計に美味しく感じる事でしょう。