さぬきうどん喰い隊が行く
10月24日:小倉の「白頭山」
10月25日:山越・なかむら・谷川米穀店・松岡・長田in香の香~夜,高知「藤のや」にて鰹のたたき,うつぼのたたき他
10月26日:宮武・前場・いぶき~しまなみ海道で尾道へ朱華園・喫茶こもんでワッフル
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エピソードⅠ
小倉「白頭山」,なかば強引に,ここっと決めた店。店先の「どぎどぎうどん」に反応した私。でも頼んだのは「石焼ちゃんぽん」,これがうまかった。
石鍋の中で麺に焦げ目を作り,そこに野菜・魚介たっぷりのスープを投入。スープがボコボコ煮えたぎり魚介の風味が強烈に立ち昇る。
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エピソードⅡ
船に乗ってから,車を止めて来たフミオさんが青い顔してやってきた。理由を聞いて一同えーーーっ!内容はOFF会にて本人から発表されるでしょう。寝たのは2時くらいで,起床4時半,なぜかズボンを脱いだまんちゃんとKさんがからみあってた。
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エピソードⅢ
道後温泉にて
着替えを車に置いてきたので鍵を借りて取りにいく。鍵を開けると早朝の温泉街にアラームが鳴り響く。
パァーパァーパァー・ピヨッピヨッピヨッ・フィーフィーフィー・・・・・・
止め方がわからずに呆然とたたずむ私。
谷川米穀店にて。
行列に並んでると僕らの前にいた夫婦が話し掛けてきた。地元のうどんフリークらしく,フミオさんと話しが弾むはずむ,この御夫婦の情報で次は松岡に行く事に決定,明日はちくわ天の「いぶき」に行く事もほぼ決定。うどんを食い終わり記念撮影をして,このお二人に「讃岐の鬼夫婦」と命名した事は言うまでもない。
開店まえの店を覗くと,おばちゃんがなにやら麺を箱に並べている。よく見ると濃い色だ。全粒粉の細目のうどんかと思ったが,太めの挽きぐるみ蕎麦だった,讃岐の鬼夫婦によると11月から食べられる予定が早まったんやなーとの事。おばちゃんに「うどん小,そば小」と頼むと「二つはいかんけんお替りして」と怒られる。
うどんをかっ込んだ後,いそいそとお替り「そば小!」「ひやいんね,あついんね?」「あ・・あついん ひとつ」。
ねぎと(こちらのねぎは辛めのスーパードライねぎ)青唐辛子の薬味を混ぜてすする。この蕎麦,うっまー!晩秋の谷川米穀店では,かならずうどんと蕎麦を食いましょう。
松岡にて。
うどん会館に車を止め,松岡へ。うどん会館の物産店に件の夫婦の姿があった。松岡で食べ終わり外に出るとまたもや鬼夫婦@讃岐が通りかかり,歓談。フミオさんの説によるとこの辺には同じクローン夫婦が3組ほど居て,有名うどん店を巡回して観光客いじりを楽しんでいるようだとの事。
翌朝「宮武」へ,
店を覗いていたコイタさんが飛び出して来て「居るっ居る!」と興奮している。みんなには,なにが「居る」のかすぐに分かった,はたして,カウンターの奥でにやりと笑う夫婦発見。「わしら日曜の朝は宮武って決めとんじゃー。昨夜は鰹食ったか?食ったか?」。僕らが座敷でうどんを待ってると,件の夫婦が先に食べ終わり,大きな声で「福岡のみなさん,そんじゃーの」と去って行った。良い御夫婦だったなー
宮武を出てこんぴらさんへ参拝。が,時間の関係上石段360段ほどで引き返し「前場」へ。途中で「ホテル ヨー・ロ・レイ・ヒー」の看板発見。さとなおを知ってるひとは「有った,有った」と感心しきり
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エピソードⅣ:前場にて・・・総評
半熟卵天いりひやあつを啜っていると,駐車場で鐘・太鼓が鳴り響く。この地区のお祭り期間らしく,獅子舞いが舞っていた。うどんと獅子舞のコラボレーションが素晴らしい。
今回初めて讃岐の一端を垣間見て感じたことは,讃岐うどんの素晴らしさは,うどんの美味さはもちろんの事,値段,店のシチュエーション,おばちゃんおじちゃんの人柄,讃岐の自然・気候風土の総合で決定付けられているんじゃないかと言う事です。
天候に大変恵まれ,雲一つ無い空の下,日本昔話の絵本の山の様な讃岐冨士に見守られながら,畑の横に座り込んで,犬の顔なんぞ見つつうどんを啜っていると,心底リラックスします。