宮古島 郷家はなれ
Nさんがきっちり予約を入れてくれてたのでカウンターで板長樹夫(きお)さんの調理を見ながらの楽しい食事。
しかし、宮古で本格和食が食べられるこの店も、8月いっぱいで樹夫さんが店を離れるとの事。
いずれは宮古で自分の店を出すためにいろいろとがんばっている。
お通しは、れんこ鯛を酢で〆めたもの、胡麻豆腐、辛子菜のお浸し。
椀に入った冷たい吸いとろ。たまらんなぁ
お造りは、クエとウニ。クエと言えば博多ではアラである。
ナベはもちろん旨いが、その刺身の旨さは、正にクエだけでしか味わえないむちっとした噛みごたえと甘みなのだ。ウニもウニ本来の旨味甘みが存分に。
そしてもうひとつ、シルシチューという地魚の刺身。
あっさりとさわやかに旨い。
宮古牛ヒレ肉の炭焼き。やーらかい!そして炭で炙られた表面の香ばしさ!
薬味は宮古味噌と、ん~~忘れた(笑)バジルだったか、香草の薬味。
揚げ物は目の前のきれいな油で揚げられた車海老と梅干し。
揚げられた足がこれまた旨い。
マハタの揚げだし。
軽く粉を振って揚げられた身はぶりんぶりんと歯応えがあり皮と身の間のゼラチン質、そして皮ももちろん旨い。
そして宮古であがった旬のかつおの旨い事。味付けは確か味噌を使ったもの。
特に大型のもので美味しいと言う、確かに普通のかつおと全然違う。
下に敷かれているのは宮古ぜんまい。ぽくぽくとしながら僅かに粘りがあり、ナッツの様な匂いがする。
今年も参りました。
お食事は穴子ご飯。
有馬山椒と混ぜられて
しばし待つ
出来あがり!
いぶりがっこ、うめぇ~~~
お焦げが残る土鍋に出汁を張ってくれて・・・
大好きな汁食(しるじきー)で頂きます、ありがとう。
デザートは今だったらマンゴーでしょう。
宮古マンゴーを軽くコンポートして白ワインの風味を付け、そのコンポートシロップを凍らせたものをかけて頂きます。
もう一品、グァバのアイスクリーム。
ご馳走様でした!
これから宮古に行かれる方には熱烈お勧めです。
ただ、樹夫さんは8月いっぱいなんで、ご注意を。
アラカルトで単品料理もありますが、事前に電話予約して予算を伝えてお任せにするのがいいかもです。
あと、板長自らが集めた器もおおいに楽しめますよ。
岡崎宏一郎と申します。神奈川在住。
宮古島の蒼い海を見に行きたいな、とあちこち見てて
てんもりさんのブログにたどり着きました。
「郷家はなれ」のおまかせは美味そうですね~。
板長がかわっても味の方は維持されているのでしょうか。