ちゅらかじとがちまやぁ

カテゴリ:Films( 26 )

ACROSS THE UNIBERSE

桜坂劇場で「アクロス ザ ユニバース」を観る。
ナオコさんも観たかったという映画なので、映画デートじゃあ。
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原案と監督はジュリー・テイモア。ライオンキングの演出・デザイナーとして有名だが、日本の人形浄瑠璃や歌舞伎にも精通していて、この映画の中にもその影響が強く感じられた。
劇中に使われる33曲は全てビートルズの曲で、吹き替えなどは行わず役者本人が歌っているという。
リバプールの海岸から始まる物語は、NYへと舞台を移し60年代のベトナム戦争、反戦運動、黒人公民権運動などの時代の波に翻弄される若者たちが描かれている。
その物語の中で、ビートルズの曲が実に上手く使われ、改めて彼らの曲・歌詞の非凡さを強く認識した。
ジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョップリンを思い起こさせる配役や、ジョー・コッカー自身がちらっと出ていたり、主人公の名前がジュードとルーシーだったり、ビルの屋上でシークレットライブをやるシーンなど、特にビートルズに詳しい人はにやにや笑いが止まらないだろう。
美術・衣装・撮影・振り付け等々、とにかく楽しい楽しい映画だ。
これをDVDで観るのはもったいないです。是非劇場で!!

特jにボクが印象に強く残ったシーンはデトロイトの黒人暴動の中で黒人少年が歌う「Let It Be」のシーンで、歌はやがてその少年を弔う教会のゴスペルシンガーに引き継がれる。
鳥肌もんのシーンだった。
他に「ストベリーフィールズフォーエバー」や「愛こそすべて」が良かったなぁ・・・・・・
もいちど観に行こうかなぁ

ものすごく久しぶり女性と映画を観たが、こんな映画は感想を語り合えてより楽しいのだ。
そしてふたりは「いゆじ」へ向うのだった。
by tenmorimori | 2008-10-07 17:14 | Films | Comments(5)

THE WIZ

昨夜はNHKBSで「THE WIZ」が放送された。
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もともとは、ジュディー・ガーランド主演の「オズの魔法使い」を基にして、キャストをオール黒人にしたブロードウェイミュージカル「THE WIZ」の映画化だ。
モータウンの全面バックアップで、主演はダイアナ・ロス、マイケル・ジャクソン。
当時マイケルは、日本ではまだまだメジャーではなかった。
そして音楽は、クインシー・ジョーンズがプロジュースし、そのブレーンにはルーサー・ヴァンドロスやアッシェフォード&シンプソンなどが顔を揃え、ミュージッシャンにはエリック・ゲイル、スティーヴ・ガッド、アンソニー・ジャクソン等々、サントラを聴くと素晴らしいソウル&ダンス&フュージョンミュージックに仕上がっている。映画の中にもクインシーがピアノを弾いてちらりと顔を出す。
監督は巨匠のシドニー・ルメット。
巨額の製作費を投入し、オスカーにも数部門でノミネートされたが、アメリカや日本でも興行的には失敗だった。
セットやNYの実際の街並みを使ったロケーション、衣装も素晴らしい。
ボクは当時二十歳で、ディスコに通い詰めてたころで、今は無き博多の中州スカラ座に友人と見に行き、音楽の質の高さや、ダンスパフォーマンスの素晴らしさ、随所に出てくるユーモアが楽しくて楽しくて、上映中もだが見終わって中州の橋を渡りながらでもげらげら笑った記憶がある。
もちろんビデオもサントラもLP盤とCDも持っているが、好きな映画は何度観ても楽しいもんだ。
映画の数年後、オリジナルキャストのブロードウェイ版「THE WIZ」の舞台を生で観たが、やはり映画を観たあとの舞台だと、セリフの問題やスケール感が全然違うので少し拍子抜けした。

晩飯のカレーを食べながら。
市販のカレールーは、あまりごちゃごちゃと工夫せずに、さっと作ってさっと食べるのが一番旨いと思う。(いろいろがんばってるお母さん方、すみません)
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PHOTO Caplio GX100
by tenmorimori | 2008-09-10 10:25 | Films | Comments(7)

コーエン兄弟 NO COUNTRY

これは見逃せないでしょう。コーエン兄弟久々の会心作。
レディー キラーズやディボースショーでは少し消化不良気味だったのだが、今作品はファーゴバーバーを観たときの衝撃が甦った。
音楽を一切廃し、テキサスの荒野の風の音、木の床をウェスタンブーツが歩く音が印象的だった。
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新都心シネマQで上映中。
by tenmorimori | 2008-05-01 11:04 | Films | Comments(0)

ロイ・シャイダー逝く

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今日は月一回の会議日。朝から夕方までずっと会議。
今日は眠くてしょうがなかった、それは昨夜遅くまで「All That Jazz」のDVDを観てたから。
ephaさんのブログで、ロイ・シャイダーが亡くなったのを知った。
ロイ・シャイダーは、名前は知らなくてもジョーズの警察署長役と言ったら顔を思い出す人は多いだろう。
ボクにとっては、ボブ・フォッシーの自伝的映画「All That Jazz」のジョー・ギデオンだ。
物凄く思い入れのある映画で、ボクの好きな映画の上位にずっと入っている。
ジョージ・ベンソンの「オン ブロードウェイ」をBGMにしたオープニングのオーディションシーンは有名。オープニングの数分でボブ・フォッシーのダンスの世界に一気に放り込まれる。
ボブ・フォッシーもロイ・シャイダーも死んでしまって観る「All That Jazz」は、また新たな感慨を呼び起こす。
ラストのシーンで自ら歌う替え歌が悲しい

Bye Bye life.
Bye Bye happiness.
Hello loneliness.
I think I'm gonna die.


ラスト、幻想のお別れのステージが終わって、逡巡と覚悟が交錯する表情で天使に近づくジョー・ギデオン(ジェシカ・ラング演じる天使は、ボクは美しい死神だと思う)。
そして死体を入れるプラスチックバックのファスナーが無造作に閉められ映画が終わる。
エンドロールに流れる曲は「ショーほどすてきな商売は無い」だ。

今夜は「Fosse」のDVDを観ようかな。
写真は今日の瀬長島。金と銀の天国への梯子がくっきりと架かっていた。

PHOTO Caplio GX100
by tenmorimori | 2008-02-19 18:55 | Films | Comments(6)

時をかける少女

大林宣彦監督が世間に初めて認知された映画と言っても過言でないだろう。
ご存知、筒井康隆原作の映画化。今日、桜坂劇場に観に行った。
当時勢いの有った角川映画の大ヒット作で、監督と同時に原田知世を世に送り出した作品だ。
ボクはこの映画を観て大林映画のファンになり、同時に尾道に魅せられてしまった。
所謂尾道三部作と呼ばれる「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の中の1本。
映画館のスクリーンで観るのは数十年ぶりだ。
尾道と竹原で撮影された画面を観ていると、当時の想い出も甦りなんとも懐かしい気分に浸れた年末だった。
いやぁ~、原田知世はカワイイなぁ

映画の後の昼飯は、つけ麺大王国際通り店
ブチクンさんとよく話すのだが、沖縄には町の小さな中華屋さんが無い。
そこでかねてからこれは怪しい(悪い意味でなく)と睨んでいたつけ麺大王に入ってみた。
まさに東京の大衆中華。焼きそばと餃子をおかずに飯をかっ込むと東京に住んでいたひと夏を思い出す。
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PHOTO Caplio GX100
by tenmorimori | 2007-12-30 15:54 | Films | Comments(5)

桜坂劇場 「酔いどれ詩人になるまえに」

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桜坂劇場で上映中の「酔いどれ詩人になるまえに」を観る。
世界的にカルト的人気のチャールズ・ブコウスキーの自伝的小説が原作の映画。
原題は「Factotum」(雑役夫)
「クラッシュ」で見事な演技を見せ、再評価著しいマット・ディロンが主演である。
ストーリーは徹底的に主人公チナスキーのダメぶりを追う。
酒とタバコとセックスのために、原題の通り様々な仕事を得るが、すぐに「ユア ファイヤー」とクビになり、駐車中の車からタバコの吸殻さえも盗む様な生活を続ける。
でも、そんな生活の中でも小説を書くのを止めず、まるでそれが生きていくたったひとつの拠り所のごとく書いては出版社へ投稿する。
マット・ディロンの演技は、ユーモアを感じさせながら中年男の葛藤やだらしなさ(体型でさえも)を見事に表現している。
最後の終わり方も好きだったなぁ

映画の後、ボクが酒飲みなら、間違いなくバーへ行き、タバコをくゆらせながらバーボンを飲んでいただろう。
by tenmorimori | 2007-12-16 19:21 | Films | Comments(3)

Blindsight

チベットでは、視覚障害者は前世の悪行があったからだと信じられている。
そして彼らに対する人々の接し方は差別に満ち満ちている。
映画の冒頭で、子供が杖を使って町を歩くシーンがあるが、軽くぶつかったおばぁに「父親の死体でも食べてな」と毒づかれる。それくらいひどい現実なのだ。
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つづく・・・・・
by tenmorimori | 2007-10-10 20:16 | Films | Comments(2)

スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー

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ドキュメント映画「スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー」を観る。現代に生きる天才建築家の創造の秘密に、「追憶」「トッツィー」「愛と哀しみのはて」等の名匠シドニー・ポラック監督自らがハンディカメラを持ち撮影した極めて興味深い映画だった。「マイ アーキテクト」も面白そう。
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圧巻は、スペインのビルバオグッゲンハイム美術館、ロサンゼルスのディズニーシンフォニーホール。これらのアイデアは紙をぐしゃっと潰した様な、あるいは目をつむって書きなぐった様なスケッチ(と言うかデッサンと言うか)から生まれる。
それらを基に助手達と、主に紙を使ってモデルを作成し具現化していく様が描かれていく。
そんな大雑把でいながら、シンフォニーホールだったらその機能を損なうことなく完成するのだ。しかも建築物としての絶対条件である、様々な気象に耐えうる建物になる。
しかし、この映画の主旨とは別のもだが、これらの建物(作品と言っても良い)の実施設計者はもちろんだが、実際に形に作り上げていく建築技術者達にもスポットをあててもらいたかった。ボクは建築屋のはしくれなので、どうしても施工側に興味がいく。
でも、数々出てくる、天才建築家フランク・ゲーリーの作品群を、ほぇ~~ほぇ~~と見るだけでも楽しい映画だった。桜坂劇場で9月14日まで上映中

映画の後、例のバーへ行く。先日gonさんのお連れさんが食べていた京都の中華麺を食べるため。
消え行く桜坂社交街、最後の一画
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ゆるい坂を上り、狭い階段を3階へ
まずはやさしいカモミールティー
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特製つけめんは、goさんが選んだ中華麺が旨い。細麺でありながらこしの強さと香りが絶品の麺。しかし、この麺を引き立てるつゆが旨いのだ。これどうやって作るんだろうか?
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麺をひと玉分けてもらって、席を立つ。ごちそうさまでした、また来ます。
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階段を降り、外に出るとそぼ降る雨。あっ!上に傘忘れた、まぁいっか・・・駐車場まで濡れていこう。

PHOTO Caplio GX100
by tenmorimori | 2007-09-12 23:40 | Films | Comments(5)

THE BRIDGE   DEATH PROOF

「ザ ブリッジ」
衝撃的なドキュメンタリーフィルムだった。
サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジは、1937年に建設された。以来自殺者は述べ1,300人以上という世界一の自殺スポットなのだ。
このきれいで色気さえ感じる建造物はボクも大好きで、朝、昼、夜と数度訪れている。
その橋を1年間かけて撮り続け、数々の自殺者(ここではジャンパーと呼ばれている)の映像を捉えている。時には定点カメラの遠い映像で、大きな水しぶきが上がる様を淡々と流したり、望遠カメラで、逡巡する自殺者が警官に連行される姿や、あっさりと飛び降りる姿、悩みに悩んだ末に助け上げられる姿などが映し出される。
そして、結果的に捉えた自殺者の家族や友人へのインタビューなどが織り交ぜられながら映画は進んでいく。その中で印象的だったのは、24歳の躁鬱病の青年で、彼は飛び込むために手摺を放した瞬間に死にたくないと思い、落下する数秒の間に体勢を立て直し、イスに腰掛けるような姿勢で着水したという。しかし、橋から水面まで66mの高さがあり、時速200kmで海面に激突する衝撃はすさまじく、彼の骨盤は粉々に砕け内臓にまで食い込んでいたが助かり、インタビューに答えている。
多くの人は落下する間に死にたくないと思ったのではないだろうか。
橋の上にはもちろん世界中から来る観光客や、ジョガーが歩いたり走ったり写真を撮ったり、様々な休日を楽しんでいる。そのすぐ横、手摺の外側には数秒後には死んでしまう人がうずくまったりしている。その陰と陽のあまりのコントラストに呆然とする。
そして最後、全編を通じて友人や家族のインタビューが流されていたジーンという青年の落下する姿でフィルムは終わる。
撮影しているならなぜ止めないか等々いろんな批判はあって当然だと思うが、過去多くの戦争カメラマンや報道カメラマンも言われてきた難しい課題だと思う。

「DEATH PROOF」

Q・タランティーノの最新作は、彼の趣味のためだけに作られた様な映画で、B級映画の匂いプンプンで、楽しい事このうえない。タバコの臭いや、トイレの芳香剤の臭いがする昔の地元の映画館で3本立で見てるような錯覚に陥る。
映画の最後なんて、本当に拍手したくなるほどの痛快さ!
合わない人にはとことん合わない、クセのある映画です、ボクは大好き!
アメリカではセットになって2本立上映された、ロバート・ロドリゲス監督のゾンビ映画「プラネットテラー」の公開も楽しみだなぁ
by tenmorimori | 2007-09-09 12:05 | Films | Comments(0)

ねずみシェフに参った レミーのおいしいレストラン

これは、DVDを借りて家庭で観るのはもったいない!
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パリの夜景の美しさ、淡い照明の光と影、CGとは思えないような浅い被写界深度(つまり、ポートレート写真のように、主題の前後がきれいにボケている)、これまたCGとは思えないような料理や水、食材のリアルさ、ねずみの動きの自然さ(多分、骨格から計算された動き)、ねずみの毛の一本一本の描写の凄さ(濡れた毛や、雷に打たれて逆立った毛等々)、ダイナミックなカメラワーク、そして技術的なことばかりでなく、ストーリーそのものの面白さ、随所に見られるユーモア・・・・・ピクサーアニメはどこまで進んでいくのだろう。
劇場で観ましょう!!!

ボクが昨夜観た劇場は、フィルムではなくてデジタル上映館。詳しい事は分からないが、DVDみたいなデータをプロッターで上映しているのだろうか、くっきりきれいだったなぁ
by tenmorimori | 2007-08-24 17:51 | Films | Comments(2)