ちゅらかじとがちまやぁ

春の旅関西 一日目

4月13日
旅の朝はロイヤルホストの朝食がボクの定番。那覇空港の店舗では、フライエッグがメニューから消えていた。残念であるのだ。
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さて、今回は関空へ飛び、春の大阪~京都を巡る旅。主目的はこれであるのだが、それだけで行ってたのではもったいない。金曜日に休みを取り、2泊3日で楽しむぞ。
関空からなんばへは、南海電車のラピートが速い。
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難波の高島屋前で今回も旅の相棒てん子と待ち合わせ。彼女は福岡からのぞみでやってきた。まずは自由軒へ。ここの混ぜカレーを食べると大阪へきた実感が湧く。それくらい刷り込まれている。
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卵をぐちゃぐちゃに混ぜ、ウスターソースを適量、うん!旨い。たまねぎが入ったポテトサラダも旨い。
しかし、大阪は人が多いなぁ

今夜はブログを通じて知り合えた泉州堺のK・Sさんにお世話になる。大阪行きが決まってから連絡を取り合い、ボクのリクエストで「美々卯」の堺本店を予約してもらっているのだ。
大阪生まれのうどんすきの超名店で、ついこの間テレビで鍋の特集をやっており、料理の取材記者が選ぶ鍋で、堂々1位に輝いていた。K・Sさんご夫妻とは数ヶ月前に沖縄でお会いしているので、再開も楽しみである。
難波から堺まではすぐに着き、駅にはご夫婦揃って笑顔で待っておられた。お世話になります。まずは、K・Sさんが強力にお奨めする堺の名物くるみ餅の「かん袋」へ連れて行っていただく。以前来沖の際、お土産に貰ったもので、えらいこと旨い餅だったのだ。
堺の町は整然と広い道路が“たっちょこじゅうもんじ”(縦横十文字)に走り、しかし古い建物も残っており、近年の区画整理でない事が分かる。さすが古くからの商人の町である。
ほどなく「かん袋」に到着、しかしボクの視線はあらぬ方向に釘付け。なんといつかは行きたいとずっと思い続けているあの店がこんなところに。銀しゃり屋ゲコ亭である。
スキンヘッドのおじさんが羽釜で毎日米を炊く食堂なのだ。ボクと同じくご飯好きのフミオさんとも、ここ行きたいねぇと話していたもんである。今回場所が分かったので、次は必ず行くからなぁ
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さて、「かん袋」住宅街にぽつんとある小さな店なのだが、お客さんが引きもきらない。たいていの人がかき氷のくるみ餅を食べている。夏場には2時か3時くらいで売り切れて閉店するそうだ。食べてみると、お土産も旨かったのだが、餅が柔らかい分さすがに旨い。
この緑色がかった餡はなにがブレンドされているのだろう。K・Sさんご夫妻もなんだか分からないけど旨いんですよと仰る。ボクもこんな餡は初めてで、なにがこんなに旨いか分からないけど、旨いもんは旨いのだ。これはさくさくのかき氷がベストマッチだぁ
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かん袋を出て、まだ夕方まで時間があるので、いろいろと案内してもらう。
まずは、住吉神社だ。大阪では最も正月の参拝客が多い神社で、親しみを込めて“すみよっさん”と呼ばれている。商人の町大阪ならではの、寄進の石灯籠の大きさとその数に驚く。
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まさにのどけき春の遅い午後、やや風が強かったが、神社の巨木や社の佇まいに、沖縄では味わえない春を満喫できた。
神社の近所の町をぶらり、おいしいどら焼などを土産に貰い、古い洋食屋さんを教えてもらう。そして日本一狭いお好み焼き屋さんも教えてもらった。こりゃ絶対再訪しなきゃ。
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そしていよいよ「美々卯」のうどんすき
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かつては古くて風情があったという堺本店はモダンな近代和風の建物になっていた。
店内にはもうたまらんくらいの出汁の匂いが満ちている。
まずは突き出しから。
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そしてこれが鍋の具2人前である。2段重ねの下のお重に予め茹でられたうどんが鎮座し、大きなオリジナルのステンレス鍋に出汁が張られ、最初にうどんを投入。次に具を入れるという順番だ。まだ温まってない出汁汁からも強烈にいい匂いがする。
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茹でられてきれいに巻かれた白菜、湯葉、椎茸、はまぐり、生麩、筍、人参、若鶏、里芋、がんもどき、春菊、餅・・・・・・・・・いずれもきれいに仕事がしてある。
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焼穴子が絶妙な脇役を演じます。
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もっちりとした重量感のあるうどんは、時間とともに出汁が“しゅんで”きて味わいの変化が楽しめる。美味しいなぁ、このうどんは。
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確かな目で厳選された食材と、長年に亘って培われてきた調理技術。
恐れ入りました。鍋としては価格はお高いが、年に一度くらいは食べて、自分なりの舌の基準をリセットしたくなるほどの鍋だった。

そしてなによりのご馳走は、K・Sさんご夫妻との会話だった。ボクと一緒で酒を飲まれないので、てん子一人が遠慮してビールを1杯飲んでいたが、静かなほのぼのとした会話に飽きることなく、気がつけば2時間以上の時間が経っていた。
今が旬、泉州堺名物の水茄子までお土産に頂き、駅のホームまで見送りに来ていただいた。
だんじりの世話役もこなされているというK・Sさんの頼もしさと、ご夫婦揃っての優しさに、ボクとてん子は満腹の腹をかかえて言葉少なにホテルへと戻っていった。
ありがとうございました。
by tenmorimori | 2007-04-18 18:55 | 祭り・イベント | Comments(6)
Commented by 大阪泉州のK.S at 2007-04-18 21:22 x
春の旅の途中、貴重な時間を大阪の南部まで時間を割いていただきありがとうございました。てん子さんはすてきな、さわやかなお嬢様で、家内もファンになったようです。さすがてんもりさんのお仲間ですね。!楽しいひとときを過ごさせていただき感謝しています。「大人の遠足」是非大阪、和歌山へお越しください。お二人が宿へ去られたあと、堺の夜空に「ガハハー、うまかー」と言うてん子さんの声がいつまでも響いていました。
Commented by ヘミング at 2007-04-18 22:37 x
こんばんわ。ひさしぶりぶりの覗いたら、うわあ~!!  ラピート!(息子、電車熱狂の為、母も覚え・・・) 「美々卯」のウドンスキ!! 田辺聖子さんの小説を読んで、一度食べてみたいと思っていた~ 大人の旅行よかですね! うらやますぃ~
Commented by くま先生 at 2007-04-18 22:59 x
え~とこ、つかはりますね!
「美々卯」のうどんすきも大好きですが、私的には「かん袋」のくるみ餅は、餅の大王だと思っています。団子のうまみを見事に引き出す緑の餡。まさに、芸術品です!餅系では私が今まで食べた中ではダントツで一番好きです。結婚式の2次会で壷入りのくるみ餅をお土産で皆に配ったほどのファンです、ハイ。
Commented by さとし at 2007-04-19 00:39 x
『自由軒』のカレーだけでノックアウトです…
横浜にある「カレーミュージアム」に、その名前を発見しましたが
あれはまったく別物だそうで…しかも3月で閉館(苦笑)
これを喰うには大阪に行かねばならないのかと、
ガッカリしておったところでした。
はぁ…羨ましすぎです
Commented at 2007-04-19 19:32 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tenmorimori at 2007-04-19 20:13
>K・Sさん、奥さま、旅のしょっぱなから大変お世話になりました。
泉州~紀州いいですねぇ、是非また伺います。
“ガハハー うまかー”はてん子の特徴を見事に捕らえられましたね(笑)

>ヘミングさん、あの肘皮ぐりぐりのぼっちゃんは、もうそんな興味を持つようになったんですね。美々卯はねぇ・・・・あどでぇ(バナナマン調で)うんとねぇ・・・旨いよぉ

>くま先生、仰るとおり!餅の大王!言い得て妙です。K・Sさんから紹介いただき、一発で虜になりましたモン
今度は氷くるみ餅のダブルを2杯食える自信があります。

>さとしさん、大阪はカレー処なので、毎回カレーが楽しみなんですが、ここは必ず食べます。数年ぶりで、周りはきれいに新しくなってましたが、自由軒だけは昔のままでがんばってます。
ローソンに電子レンジ用の自由軒のカレーがウスターソース付きで売ってますが、これが意外と店の味を再現してますよ。

>非公開さん、楽しんでくださいねぇ