ちゅらかじとがちまやぁ

東京都

金曜日から東京に居て、やっと夜の予定が空いた。
さっそくEZM兄さんに連絡し、Sイチさんをからめての親睦会を企画してもらった。


まずは新橋の超ディープ地帯にある「くわ焼きたこぼうず」
風俗街を抜けた繁華街はずれにある店。Sイチさんがみつけたらしい。
ふるーい町並みだが見上げると日本テレビや電通の新社屋がおおいかぶさってる。

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まさにブレードランナーの世界。
全てのネタを鉄板で焼く、しかも上からも鉄板で押さえて焼く。
カウンターの隅では女将さんが水戸黄門を見ているし、親父はあくまでも無愛想。
だるい雰囲気のよか店でした。

で、そこを出てからぶらぶらと新橋駅方面へ歩く。Sイチさんが言ってた黒そばが見えてきた。
私はすでに興味深々、ほかものぞこうかといった雰囲気の二人を差し置いて、ここでいいっすよと戸を開ける。
いきなりの大座敷、畳敷きに一方は床の間、かたや中国風応接セットのなんとも不思議な空間だ

一番奥の床の間付の席に案内される,つきだしは温泉卵。
焼酎を頼むと,梅干し入りの湯飲みとたんぽに入った焼酎と蕎麦湯が出てきた。
蕎麦湯で割って飲むらしい。ふたりは梅干しを取出してからちびちびやってる。

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そして,蕎麦!私はあつもり蕎麦。
吸い物椀に山盛りの九条ねぎ,ねぎの下に生卵が隠れている。
そこに熱い「たれ」をそそぎ,かき回してそばをつける。蕎麦は25cm角くらいの白木の箱に入れられていて,ざるの下には熱い湯がはられている。
いつか食ってみたいと思っていたざるの原形,蒸し蕎麦だ!

外皮も挽いた本物の十割薮そばで,色が濃い。
蒸されているために,口当たりがふわっとやさしく,飲むときの香りがすごい。
こりゃーはまるぞ。

東京都_b0049152_7131055.jpgEZM兄さんとSイチさんは,小皿5枚に盛られた冷たい蕎麦。
こちらは打って変わって,しこしこの食間で,
あつもりほどは匂いたたないが,
噛むと徐々に香りが湧き出て,これもうまい。

最後に京都弁の女将が出てきて,
残すと寿命が縮むよと最後の蕎麦一本まで食わされた。
一軒目で腹いっぱいだったのだ。
姿勢が悪いとソーローになるよとの女将の話しに素直にうなづく三人でした。

にいちゃん,Sイチさん,ありがとうございました。

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by tenmorimori | 2003-02-17 07:06 | てんたびめん | Comments(0)