ちゅらかじとがちまやぁ

白百合クラブ60周年還暦記念 桜坂ライブ

あの白百合クラブが那覇にやってくる。しかも桜坂劇場。国際通りからは希望が丘公園の上空を通って那覇祭りのエイサーが聞こえてくる。
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詳しくは上の文中リンクから飛んでもらえれば、白百合クラブがどんな集団かが分かる。
昭和21年結成以来、オリジナルメンバーで続けられ、60周年を迎える唄遊びのバンドなのだ。
ボクは中江監督(ナビィの恋、ホテルハイビスカス等)の映画「白百合クラブ東京へ行く」で知った。よく、日本のブエナビスタソシャルクラブと言われるが、確かにあちらも埋もれていたミュージシャンがライ・クーダーに見出されてCDが大ヒット、ヴィム・ヴェンダースの記録映画も大ヒット、そして日本公演も実現した(ボクも東京までコンサートを見に行った)。
白百合クラブもBOOMの宮沢さんから見出され中江監督が、大成功した東京ライブを映画化して一気に有名になった。その図式は良く似ているが、決定的に違うのはブエナ・・・はキューバの腕利きのプロミュージシャンなのに対して、白百合クラブはあくまでも唄遊びの集団だと言うこと。映画の中で、普段はオクラの収穫をしたり、音楽とは別に生業をそれぞれ持たれているという事が分かる。純粋に自分達の楽しみや地域の皆さんの楽しみとして続けられていたのだ。
ライブが始まった。平均年齢が70歳を超え、唄も演奏もお世辞にも上手とは言えないが、おそろいの白百合模様のベストがかっこいい。1曲目は「ぼくらのクラブ」の合唱だ。いきなりメインの三線の弦が切れあわてて弦を張り直す間も容赦なく唄と演奏は続けられる。観客がはらはらとしているのが感じられるが、メンバーはいたって普通に演奏を続ける、まるで公民館で演芸大会を見ているような不思議な空気が徐々に濃くなり「まぁ、たいていの事はいいじゃないか」といったゆるい雰囲気が劇場を満たしていくのだった。合唱が終わるとマイクが片付けられ、男性陣の演奏(横笛、アコーデオン2台、三線2棹、ギター、バイオリン)に合わせて曲によって女性陣が衣装を次々と替えて踊りを披露する。ステージを見ていて、なんでこんなに楽しいのかなぁと考えていたが、段々と分かってきた。ステージの上のこの人たちは唄と踊りが楽しいんだという当たり前の事が。やっている本人達の楽しい気持ちが観客にバシッと伝わるのだ。リズムや歌詞や演奏は、当たり前の様にずれたり間違えられたりするが、観客は笑ったり、はらはらしたりしながら心底から楽しんでいるのだ。
途中、休憩時間には桜坂劇場のプロデューサーと白百合クラブのリーダーとの解説で秘蔵VTRが上映された。大阪公演の模様や、打ち上げの模様、そして映画ではカットになったシーン(クラブのメンバーが昔の唄遊びを再現するシーンで、真っ暗な白保集落に演奏しながら歩き出し、村の辻に思い思い座り込んで唄や演奏をするという感動的なシーン)などが上映された。2部の最後は東京公演の感動を唄う「東京ライブ」という唄と最後の「ラバウル小唄」で大団円。
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満員の観客はみなニコニコ顔で会場を後にする。年配の人の嬉しそうな顔が印象的だ。
会場の出口にはメンバーが見送りに出ていてくれていた。明日から大阪に移動し「琉球フェス」に出演されるという。お疲れなきよう。楽しい“うたあしびぃ”でした、ありがとうございました。
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丁度、映画「フラガール」が始まる時間だったので観て帰る。炭鉱に住む娘さんたちが、常磐ハワイアンセンターのためにフラダンスを始め、厳しい現実にさらされながら練習を重ねて最後にはハワイアンセンターが大成功するという実話なのだが、なぜかさっき見た白百合クラブの姿と重なって仕方なかった。かわいい蒼井優ちゃんも60年経ったらどんなおばぁになっているのかな。白百合クラブのおばぁたちのようにフラダンスを踊っていてくれたら最高やなぁ。

劇場を出ると満月が冴え〃と輝いていた。駐車場までぶらぶら歩く。
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清ちゃんの建物は闇の中、じっと佇んでいた。
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by tenmorimori | 2006-10-07 23:11 | 祭り・イベント | Comments(4)
Commented by taka at 2006-10-10 10:52 x
てんもりさん!!
蒼井優ちゃんの60年後だなんて!
やめてくりゃれ~~~(>_<)
でもでも、「フラガール」
よかったっすよね??
私も感動しました。・・・期待してなかったので尚更。
私はフラダンスしたくなったけどなぁ。
・・・今一瞬、てんもりさんのフラダンス姿を想像してしまった・・・。
優ちゃんの60年後よりすごいかも・・・。
Commented by ゆうこ at 2006-10-10 13:43 x
takaさん、てんもりさんのフラダンス姿は
あまりにもハマりすぎて溜息もんだとおもわれます。
エイサー踊るのとどっちが似合うんだろ?ってくらいに。
Commented by tenmorimori at 2006-10-10 13:48
takaさん、もう帰ってこられたんですか?
昨夜遅く「フラガール」のメイキング番組が放送されてましたね。ある意味本編よりも感動しました。あれだけの踊りが出来るようになるまで相当の練習を積んだんだろうなと思ってましたが、出演者は想像以上の苦労をしたみたいですね。
駅のホームでの手話?踊りのシーンではやられましたね、不覚にも(笑)。
えーっとボクは60年後は100歳を越えます・・・・・・
もともとサモア顔なのでtakaさんが踊るなら、ボクは腰みので胡坐をかいてバックでパーカッションを担当しますよ。
Commented by tenmorimori at 2006-10-10 13:51
ゆうこさん、でしょう?自分自身で思いますモン。絶対似合うってぇ(誰に向かって言うとる?)
エイサーは花笠被って「地謡」(唄と三線)をやりたい。こっちの方は努力次第で実現可能ですね。