日本沈没かぁ?
SF小説の中では一番読み返した作品だし(10回以上は読んでいると思う)、藤岡弘が主演した映画も好きなので、ある程度は予想はついたがあえて金を払って映画館に観に行った。
ところが、内容は・・・・・・ただ日本が沈んでしまうという題材だけを借りて「直感とイマジネーション」「なにもせん方が良い」などの決め所のせりふだけは使い、原作のうわすべりをするだけの安っぽいドラマ仕立て、草薙剛があの混乱の中で行きたいところにふらりと現れ、会いたい人に会え、しかも日本中が噴火と地震で沈みつつあるのに実家に現れ、しかものどかな田舎は全然被害も無い。このへんの突っ込みところは5分に一回はある。
ネタばれだが、最後に草薙自身が犠牲となって沈没を食い止めるなんてのはマンガの世界である。映画だからなんでもありってなもんじゃない!
前回の映画は大人の鑑賞に堪えうる映画だった、原作の意図を汲み取りCGなども無い時代に、実に緊迫感ある映画に仕上がっていた。
確かにCGで見せられる災害シーンは隔世の感はあるが、パクリだらけの映像はこれは海外で観られるのは恥ずかしい。
取り乱しましたが、この「日本沈没」という本の面白さは、作者の情報分析力、資料の解析・判断力、想像力、そしてその圧倒的な筆力に支えられたリアリズムなのだと思う。
今回の映画はこのタイトルにして欲しくなかったなぁ
昔の映画「日本沈没」が強烈に観たい、観て口直ししたい
以上、個人的な感想でした。観るひとによって様々な意見はあると思います。
まぁ、観て判断して下さいね。
「ああ・・・『大作』っぽい雰囲気するけど、コケそう・・・」
とか「いろいろと横槍入って、原作の魅力をぶっつぶしてそう・・・」
というのが、なんとなくわかるようになってきました。
高校生の頃なら「超大作!!」とかいう言葉に引っ張られて観に行ってたけど・・・大人になったってことなのかしら??
なかなか、本を読むための時間が作れないのですが、
読んでみたいです、「日本沈没」。
その前に昔の映画版を観てみようかしら。
個人的には草なぎ君、大好きなんですけどね(^^)
私は、TVで宣伝を見ただけで、大仏とか、そういう日本の景色??
なんていうのかな、文化財がどんどん壊れていくのを見て、
ウルトラマンチックな映画だなと思ってたんだけど。。
原作を読んでみたくなりました。もちろん、今回の映画は見に行く
予定、ぜんぜんなかったですが。
「嫌われ松子の一生」は本も映画も面白かったです。
「模倣犯」はあの緻密に練り上げられた原作を2時間程度の映画にするのは無理と思ってましたから観てません。映像にするならスポンサーの意向が入らないNHKで長い連続ドラマにしたら面白いと思いますね。
映画化というのは難しいですよね。
昨日「ダヴィンチコード」をやっと観てきました。
やはり原作の筋を追うのが精一杯という感じでしたね。
「日本沈没」は原作は読んでませんが、小学生の頃でしたか
昔の映画は観ました。もう一度観たいですね。
日本人にはキリスト教の下地がありませんから、理解するのはなかなか難しいと思います。
今、日本沈没を読み返してます。
小説では沈み始めるのは四国からですから、島根はしばらく大丈夫デス(笑)