ちゅらかじとがちまやぁ

沖縄慰霊の日

今日6月23日は沖縄慰霊の日。昭和20年のこの日、現在の平和祈念公園がある摩文仁で牛島司令官と長参謀長が自決し、日本軍の組織的抵抗が終わった日である。
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ボクの部屋の近くに海軍司令壕址がある。周辺は緑豊かな公園になっているが、壕は当時のまま残されている。中に入ってみると、こんなところで怪我人も含め何千人も生活や戦闘を行っていたのかと慄然とさせられる。司令官が拳銃自殺した部屋も、手榴弾の破片跡も生々しく残されている。

海軍司令官 大田実少将の最後の電文

沖縄県民の実状に関しては、県知事より報告せらるべきも、県にはすでに通信力なく、第三十二軍指令部又通信の余力なしと認めらるるに付、本職、県知事の依頼を受けたるにあらざれも、現状を看過するに忍びず、之に代って緊急御通知申し上ぐ。

沖縄島に敵攻略を開始以来、陸海軍方面とも防衛戦闘に専念し、県民に関しては殆んど顧みるに暇なかりき。然れども、本職の知れる範囲においては、県民は、青壮年の全部を防衛召に捧げ、残る老幼婦女子のみが、相次ぐ砲爆撃に家屋と財産の全部を焼却せられ、わずかに身をもって、軍の作戦に差し支えなき場所の小防空壕に避難、尚,爆撃下○○、風雨にさらされつつ乏しき生活に甘んじありたり。

しかも若き婦人は率先軍に身をささげ、看護婦、炊事婦はもとより、砲弾運び、挺身斬込隊すら申出る者あり。所詮、敵来りなば老人子供は殺さるべく婦女子は後方に運び去られて毒牙に供せらるべしとて、親子生き別れ、娘を軍営門に捨つる親あり。

看護婦に至りては、軍移動に際し、衛生兵すでに出発し、身よりなき重傷者を助けて○○、真面目にして一時の感情にはせられたるものとは思はれず。更に軍において作戦の大転換あるや、自給自足、夜の中にはるかに遠隔地方の住民地区を指定せられ、輸送力皆無の者、黙々として雨中を移動するあり。

之を要するに、陸海軍沖縄に進駐以来、終始一貫、物質節約を強要せられて、ご奉公の○○を胸に抱きつつ遂に○○ことなくして、本戦闘の末期と沖縄島は実状形○○ 一木一草焦土と化せん。糧食六月一杯を支ふるのみなりと謂ふ。沖縄県民かく戦えり。

県民に対し後世特別の御高配を賜らんことを。
不明部分は○で標記

名文である。ボクはこれを読む度、涙を禁じえない。犠牲者20万人超、あの日もこんな空だったのだろうか。
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by tenmorimori | 2006-06-23 12:10 | 祭り・イベント | Comments(5)
Commented by さとし at 2006-06-23 21:50 x
昨年沖縄に行った際に、ここに伺いました。
「ひめゆりの塔」とともに、胸が締め付けられる思いでした。
抜けるように青い海と空。こんな美しい場所で多くの人が亡くなったのかと思うと…
旨いものをたらふく食って遊んで平和でいられるのは
この人達の犠牲の上にいるんですよね。
感謝すべき事だと思います。
Commented by tipa at 2006-06-23 23:14 x
沖縄はただのお気楽な楽園ではないと思います。
「てーげー」の精神も、ただのいいかげんとは違うと思うのです。
平和を心から望んで叶えられなかった人々の気持ちを伝えていかなければと思います。
ワタシが美しいと思って見つめた喜屋武岬から、ニライカナイへ旅立った人々の気持ちを忘れてはいけないと思います。
Commented by yakitamago at 2006-06-24 23:51
はじめまして、
60年の時を経ようとも戦後なのだと思います、沖縄に限らずですが。
子供の頃は、親の体験談に身震いしたもんです。忘れてはならないことであり、今の平和に感謝しつつウマイそばをすすりたいもんです。
Commented by ぴーかん at 2006-06-25 11:46 x
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Commented by tenmorimori at 2006-06-27 19:37
こういう事はもう、自分で感じてもらうしかないですよねぇ、前日に平和祈念コンサートが同地で行われたんですが、会場から平和祈念塔の前を通って帰っていると、塔の真ん前の植え込みで立ち小便をしている高校生らしき男が。親が居たので見ていると、父親が「そんなところでするな!茂みでしろ」・・・・そういう問題ではないだろう。この土地はどういう土地か分かってるのか。そのときに怒鳴りつけなかった自分に反省デス