清風(せいふぁー)
看板に従い集落の中に分け入ると、くねくねとした狭い路地が入り組んでいる。
古い住宅が連なり、道路はアスファルトではなく石畳(近く琉球石灰岩の石切り場がある)である。そんな中に突如そばやが現れる。民家を最低限に改造した店舗で、いままで数店民家風の店に行ったが「親戚の家で食べている」感はいちばん強い。
思いきり開放的な座敷に座り、現役のとーとーめ(仏壇)の前でそばを待つ。
渋い、見た目が渋い。2枚のふーちばーがまた渋い(味ではなく)。先日のひかり食堂がおばぁなら、こっちはみんさー柄のかりゆしを着たおっさんみたいだ。
スープは鰹を押さえた滋味系のスープ。真壁ちなーに近い感じ。場所的にも近いし、この辺りのそばの特徴であろうか。多めの麺も口当たり良く、するするモチっと旨い。
食べ終えて、額に浮かんだ汗に吹き込む風が心地よい。
清風のしたのふりがなは「ヒーろー」???(・・?
民家そのままのお店にのれんも、雰囲気があっていいなぁ~。
あの看板、文字がわかりにくいけど『セーファー』って書いてあるような気がするよ。
てんもりさん、真壁ちなーへもいらっしゃったことがあるんですね。予定には何度となく組むんだけど、まだ行けずにいます。ふつうのそばも良いけど、わたしは皿そばをとって、夫と交換しながら食べてみたいとおもっています。
ここのそばは味うんぬん以前に作り手の“うむい”(想い)を感じるそばでした。あっそれとカレーもメニューにあったんだ。今日食べてみようかな。