フードフレアの初期のころからその芽が開き、噂になっていたレストランがついにオープンした。
北谷砂辺
「Restaurant ARDOR(アルドール)」。ARDORとは、ラテン語で「情熱」(Passion)という意味
バカールのダイスケさんと沖縄の名だたる、フレンチ・イタリアン・スパニッシュのシェフ、パティシエが構想を練りに練り、シェフたちは自分の店をたたんでまでもアルドールに賭けている。
そんな熱い思いはこの入口の取っ手を見るだけでガツンと客の胸に突き刺さる。
富山県の高岡市で鋳造されたタコのドアハンドル。これから多くのお客さんたちの手が触れて味わいが増していくことだろう。
ワクワクしながら扉を開けた客のはやる気持ちを静めるように、そこは赤い小部屋になっている。
陶表現今村さんの世界だ。
この異世界の様な前室でアルドールの世界に導入され、この大きなドアノブ(直径20cmぐらいある)を引くと客席だ。
中は意外に広く明るい。何と言っても入った正面に長いカウンターが広がり、中央に薪火が燃えている。その中でシェフたちがそれぞれの料理を作っているのだ。
バーカウンター。
ホールの中央には、小型ボートが据えられ新鮮な食材が置かれている。これらは注文を受けて主に薪で焼かれる。
男子トイレのドアの取っ手はダイスケさんの手形、中からは蛸の取っ手。
はぁ~~~もう、何ちゅう演出。1回行ったぐらいでは紹介しきれないこだわりが随所に見て取れる。こんなワクワクするレストランは見たことない。
どこかに小さなミッキーが隠れていても驚かないぞ(笑)
席によって店の印象が随分違うと思いますとダイスケさん、個室も有りです。
さて、注文。
グランドオープンは5月の13日なので、現在はプレオープン状態。
プリフィックスメニューから2品選んであとはアラカルトで注文。プリフィックスメニューは飲み物込みで7,000円。
ボクは前菜からタコのガリシア風と塩ダラとジャガイモのスクランブルエッグ。
メインは赤仁ミーバイ 小海老 帆立貝のシューファルシー。
そして食いしん坊のためのもう一皿からパスタ オレキエッテ サルデーニャ産ボッタルカとブロッコリーを追加。
さてさて・・・・
以下、何が美味しいとか、かにが美味しいとか書きません、写真を見ればわかると思います。
前菜
マッシュポテトが敷かれたタコのガリシア風。
塩ダラとジャガイモのスクランブルエッグ。
パスタはオレキエッテ サルデーニャ産ボッタルカとブロッコリー。
はぁ~~~、無くなった・・・・
メイン 赤仁ミーバイ 小海老 帆立貝のシューファルシー。
食事が一通り出されて呆然としていると、デザートはいかがですか?と。
イタリアのお菓子カンノーリ スペチャーレをオーダー。
丸められて揚げた生地にクリームチーズとカカオなどが混ぜられている。
アイスクリームの美味しさに驚く。
パティシエは女性、イタリアンのシェフも女性、素晴らしい!
薪でじっくり焼かれたパイナップルは豚肉の付け合せ用。
この店は再訪必至、すぐ行きたいまた行きたい、そして何と言ってもやはり今度は薪火料理を味わいたい。
外に出ると。天然大理石を張りつけた庇が中からライトアップされ光っていた。
スカルペッターズのビストロバスはガラス張りの車庫に。
案内です。グランドオープン後はランチ提供もあります。
いやぁ~~~、凄い場所が出来たんだ、沖縄ってすごい!