ちゅらかじとがちまやぁ

感涙!王香(わんしゃん)よボクは探していたんだ。

20代前半、社会人になって大人の世界の美味しいものをどんどん知るようになった頃、ある人に連れられて行った屋台が「王香(わんしゃん)」だった。
箱崎のパチンコ屋さんの横、国道三号線から少し入った場所で、向かい側には、今では天神に移転して行列店となっている赤のれんが有った。
鶏腿のから揚げがとにかく美味しくて、二度揚げされるそれは皮は薄くパリパリで、身はしっとりジューシー、容赦なく振られた胡椒と塩がとにかく若かりし頃のボクのツボにドはまりした。
同時に焼き餃子の美味しさもドはまりした。薄い皮はあくまでもパリッと焼かれ、野菜中心の餡が美味しくて美味しくて。
家から遠いのでいつも行くという訳にもいかず、雨の日は開いてなく、たまに行っても閉まっている事が多くなり、ついには区画整理のために屋台自体が無くなってしまった。
数十年が過ぎた今でも、箱崎を通るたびにあの屋台の鶏腿と餃子を思い出していた。
そして現在、SNSの普及が無かったらまだまだ食べられてなかっただろう。FBの友人のタイムラインにそれらしき店の情報がアップされていたのだ。
確認するとまさにあの王香!
昼飯を抜いて飛行機に乗り、大改造工事中の福岡空港に降り立って、しょうけ越えの峠道に走る。
福岡市内から小一時間、地図を頼りに着くと、ちょうど夜の部の始まる時間だった。
店に入るとステンレス張りのテーブルがある。よく見るとあの屋台だ!
屋根を取っ払ってテーブルに改造してあるのだ!感激しながらもちろん屋台の席に着いた。
これが何十年も食べたかったから揚げ。かぶりつくとパリッジュワッ、熱々の肉汁が出てくる。
b0049152_18191150.jpg
餃子も変わってないなぁ、嬉しいなぁ、カウンターの中の餡の入ったボウルを見ると白っぽい。
そう!白っぽいのは肉が少なく野菜が多いから。博多の一口餃子は野菜中心だから美味しいのだ。
b0049152_18192249.jpg
お母さんと娘さんなのか、そういえばお母さんが昔「あたしたちゃあ飯塚の方から来よるけん、雨の降ろうごたるときは屋台は開けんとよ、冬は雪の降るけん来られんしねぇ」言ってたことを思い出す。そうか、この辺りが自宅だったのか。当時はご夫婦で切り盛りされていた記憶がある。
b0049152_18193314.jpg
これが屋台を改造したテーブル。
b0049152_18195163.jpg
はぁ~~~、美味しかった。とにかく美味しい、また食べたい、いま食べたい、今度福岡に行くときは必ず行くぞっ!

by tenmorimori | 2016-10-12 18:33 | 博多んモン | Comments(2)
Commented by 阿南 at 2016-10-12 21:02 x
懐かしの王香に再会されてよかったですね。屋台時代は存じないのですが2000年初頭の筑豊グルメ系ブログに紹介されていたので何度か訪問しています。この周辺は冬季だと3月末まで雪が残っていますが篠栗方面から八木山手前の峠道に入るとすぐに辿り着けますね。
Commented by tenmorimori at 2016-10-13 18:10
本当に嬉しかったです。地元では結構な人気店なんですね、ミシュラン本も買ってたんですが見落としてました。
あのあたりは結構雪深いので冬は要注意ですが、次回の帰福時が今から楽しみです。