隆盛に飛び込んで、鯖!鯖!
ちょっと遅れて10時前、とにかく鯖が食べたくて博多駅からタクシーで隆盛へ。
挨拶もそこそこに、大将!鯖が食べたいっ!
にこっと笑って「鯖ね、あるよ」
それと味噌汁と高菜巻きおにぎりをお願いします!
カウンターの上にはぜんざいがある。
ママさん「てんもりちゃん、あーたなんで良かときに来るとね(笑)」
そう言えば前回は、めったに作らないママさんのババロアと和栗のポタージュがたまたま有ったなぁ。
そーです、私はくぇーぶーなんです。
後は大将に身を委ねて・・・・・
アコヤ貝の貝柱と青森産の希少もずく。
佐世保産アコヤ貝柱の味が濃い!そしてもずくはサクサクとした歯ごたえがありながらとろみも強いと言う。
青森のごく一部でしか採れないこのもずくは、毎年冬のお楽しみ、多分博多では隆盛でしか食べられないだろう。
鯨たべるね?と言われたら食べるクサ。
ナガスクジラを大将が燻製にした逸品。
それと丸々と太った鯖。
博多の鯖はコリコリ重視ではなく、あくまでも味。
大将の厳しい目利きで厳選された鯖はねっとりと舌に絡み甘さが尋常ではない。
この分厚い切り身でこそ味わえる「隆盛」の鯖だ。きれいかー
驚いたのはこの鯨。燻製されて所謂鯨ベーコンになるのだろうか。
縁が赤い鯨ベーコンは子供の頃から大好物だが、最近は価格が高いのでなかなか食べられない。
しっかしこの鯨の旨い事よ。
身はしっかりと噛み応えが有り、脂は甘い、そして燻臭が鯨の旨さに彩りを纏わす。
端っこの2個添えられているのは脇腹の皮、コリコリと美味しいのだ。
さて味噌汁の具はなんになるのか。
ナント自然薯100パーセントの団子。
つなぎもなにも使ってないので、箸で軽く割ることが出来て、中身は自然薯のとろみが残っている、やっと固まったと言う感じの火の通り。
名物、高菜巻きおにぎりは2個。梅とおかかだ。
正月らしい赤蕪の酢漬けがなにげなく添えられている。
ボクの、ぜんざいを見る目が尋常でなかったらしく(笑)大盛りを作ってくれた。
ボクの実家もこのしゃばしゃばのぜんざいだった。鏡割りの時期にはストーブの上の大なべから小豆を煮る甘い匂いが漂っていたなぁ。
これこれ、たまらんす、1升ぐらいいけそうす。
ママさん特製フルーツケーキ。これは売らない用(ママさんのカレーや洋菓子は全国にファンが居て、要望に応えて販売しているのだ)。
贅沢なフルーツ使いと洋酒使い。少しずつ齧っても濃厚なので満足感が高い。
最後に知る人ぞ知る、太宰府の蘭館のコーヒーを淹れてくれた。
後口に清涼感を感じる絶品珈琲。
こんな珈琲を飲むとやっぱりドリップコーヒーが美味しいなぁ。
いつも裏切らない隆盛、今回も、いや今回は博多でもなかなか食べられない最上級の鯖に腰が抜けそうでした。
今年は隆盛でどんな驚きと興奮が待っているのか、新年の幕開けは上々だっ!
薩摩珍味 隆盛 食べログはこちら。
土曜日の夜とかは混むんですかねぇ?
是非食事会で使って下さい。奥には座敷もありますので大人数でなかったら大丈夫ですよ。
てんもりから聞いたと言って予約してもらうとスムーズです(食べログかっ?)(笑)
飲みもの別で5000円ぐらいでお願いすればけっこう良いもの食べられると思いますよ。
話ばっかりして料理もろくに見ないで酒ばっかり飲んでる人にはそれなりの対応しかしません(笑)