日帰り博多の思い出めし
昼ごはんは、以前の職場から近くてよく通っていた「文化屋カレー」で、いつも食べる玉ねぎフライカレー辛口。
BGMはいつもジャズ。
でも聞いてる人は殆ど居ない、みんな漫画を読んでいる。
あー、旨い。家で再現してもなかなかこんな風に揚がらないんよねぇ。
会議が終わり、飛行機まで時間があったので水天宮横町へ行く。
トキハ。
おこげみたい(笑)
カウンターに座ると目の前に・・・・・
ラーメンセット650円を注文。
ラーメンとご飯とおかずの小鉢が付いてくるお得なセット。今日の小鉢はシューマイ。
そしてトキハのラーメン。
豚骨ラーメンでは珍しい無化調、ラードも使われていない。
ここのラーメンを食べると、むかしむかし、ボクが小学校低学年の頃父親に連れられて食べていた豚骨ラーメンを思い出す。
西鉄春日原駅前に、今で言うアーケードがあった。もちろん全て木造。
そのアーケードに入ってすぐ右側に「天広軒」というラーメン屋さんがあって、ボクの記憶を辿ると人生初の豚骨ラーメンはこのラーメンだったと思う。
ガラガラと木造の引き戸を開けると、湯気の向こうにおばあさんが座っていて、注文をすると木の箱から麺を取り出し茹でる。
そして周りが醤油色に染まった煮豚を、これも木の小さなもろぶたから箸で摘んで茹であがった麺の上に丁寧に並べてそっと出される。
あの時に嗅いだラーメンの匂いと味がここにはあるのだ。
現在の豚骨ラーメンに慣れた舌には、味が薄いと感じる人も多いだろうがこれが博多ラーメンのルーツではないだろうか?
大好きなラーメンだ。
あの厚い身と、脂の美味さと煙には魅かれます。
横コメで、失礼しました。
天広軒(テルミナビル一階にある現店舗)とトキハ、両方食べた事のある私には相似形の味の記憶が重なって、非常に頷ける記事でした。透明感のあるあっさりとした純とんこつスープ、今では稀少になりましたね。