宮古島 小料理きょうわ
さて「小料理きょうわ」
2年前に初めてその料理を食べていたく感激した。
まる山とまた違ったアプローチで宮古食材の和食を提供されている。
美味しい店には多少不便な場所でも人は集まるもので、最近予約も多く入っているらしい。
2年ぶりの大将吉田さんの料理はやはり気持ちのこもった美味しいものだった。
前菜
パパイヤのきんぴら。
なーべらー味噌、モウイの漬物、島豆腐と苦菜白和え。
小鉢 野菜と魚
もずく酢
材料の見立てと調理はもちろん素晴らしいんだが、やはり素材の美味しさあってのこと。
もうこの時点でボクら4人はメロメロである(笑)
そこに月桃の香り高く出てきた一皿。
やんばる地鶏の月桃包み蒸し。
きのこ、大きなきくらげは宮古産だろう。
肉には月桃の香りは思ったほど移ってない、それがまたいいのだ!
ポン酢で食べると4人とも箸が止まらないほど旨い。
美味しいお造り。アカハタとミーバイだったっけ。
そして驚きの煮物、軟骨ソーキ!
ボクは過度に豚臭いのは苦手で、ソーキそばも軟骨トロトロソーキそばなんて食べないのだが、丁寧に時間をかけて鰹出汁で煮られ、下処理やアク取りも細かくやられているのだろう、臭み無しで軟骨がやっと箸でつまめるほどに柔らかい。
ボクと同じく豚臭いのはちょっと苦手なNAさんもしっかり食べられていた。
大皿に大きな2匹の魚のマース煮。アーサーも入っている。
まずは車麩に染みた汁を味わう・・旨いじゃないかぁ!
赤い魚は白身がほろほろとして旨いんだが、驚いたのは黒い方。
確かハマフエフキと言う魚だったと思うが、皮の硬さが尋常でない、動物の皮みたいに硬くて箸では切れず手で持って引きちぎる感じなのだ。
そしてその身と皮の美味しい事ったら!!!
なんでも、この魚は繁殖期になるとオスだけ皮が異常に硬くなるらしい。メスをめぐって戦うためなのか?
ぶりんぶりんした白身は歯ごたえがあってまるで伊勢海老の様。
皮はそのゼラチン質がしっかりと引き締まり、魚の皮好き(ボクのことですが)には堪らない。
そんなこんなで夢中で食べていると吉田さんが持ってきたのがこれ。
宮古牛の所謂カルビの部位なのだが、ドーナツ状についてる肉で希少だという。
等級はA4
ボクに事前に電話が入っていて、その時に肉が食べたいと言ったので、鶏と豚と牛をメニューに入れてくれたのだ。
その肉がどうなるかというとこうなります。
表面を軽く炙ってあるだけの肉。生の部分の甘みは正に和牛の旨味甘味。
海ブドウの塩気がよく合う。
ふぃ~~~、すっかり満腹。
軽く天ぷら。
紅イモ
四角豆
しめじ
宮古ぜんまい
ご飯ものは通常はづけ丼なのだが、この日は魚の炊き込みご飯もあったのでそちらをお願いした。
熱々の出汁も一緒に出される。
はぁ~~~うめぇ~~~
マンゴーを食べて、今夜もご馳走になりました!!
また来ます!
てんもりさん江
日程上、昨日、昼食でした。
料理、一口で分かりました、京懐石ですね、洗練されています。
聞けば、なだ萬と吉兆との事、料理はもてなしの心でを修業会
得されています。
あじくーたの土地柄で京の味孤軍奮闘、ご努力に敬服します…。
およそ日本国中、豪華な素材を使う料理人は数多いますが、吉
兆は家庭料理の延長の様な素材と献立の中に究極の料理技を
練り込むところに特徴が有ります、日本人の感性を封入したもて
なしの料理には家族も満足でした、ご紹介ありがとうございまし
た…。
今は、夜の予約は困難の様です、次回の夜は、多分数か月前の
予約に為るようです。
そうですか、なだ万、吉兆!
なるほどですね、その両店、食べた事はありませんが超有名店ですね、
さぞかし厳しい修行をしてこられたんでしょうね。
もてなす心に溢れた名店ですね、なによりも心が大事だと思います、それは客の心にも響いてきますよね。
てんもりさん江
じゅしぃが一文字盛りでよそわれて来ました、此れをするのは京
料理人、然も、茶懐石の様に柔らかめに炊かれていました。
吉兆、福岡店は残念でしたが創業者の精神は宮古島へも伝承
されていました、とても嬉しくなりました、レンタカーで去るのを道
端でずーっと見送りする店は今時有りません…。
吉兆、お値段の割に献立は高いと思うでしょう、其処には伊勢海
老もアワビも豪華な素材は出て来ません、が然し、素朴な素材だ
からこそ贅を極めた調達を要しています、上の前菜写真でモーイ
(沖縄きゅうり、宮崎でも食します)の包丁の入れ方等京料理人
で無いとしないでしょう、そのおもてなしに感謝します。
何時も料理人との真剣勝負を求めていますが、きょうわ店は恐れ
入りました、まさか先島に存在するとは、です。