豪雪の地獄極楽
夕食まで時間があるので大噴と岩盤浴がある小屋まで行き、沖縄では絶対に見る事が出来ない風景をカメラに収める。
大噴のほかにも川の中に熱湯がぼこぼこ噴き出している。
蒸気の吹き出し口の周りの黄色い結晶は硫黄か?
日暮れてきたな。
雪の通路を岩盤浴に向かうひと。
大浴場の排気窓には不思議なつらら。
外国のお化けが飛び出してきている様な、タコが泳いでいる様な・・・・
夕食はバフェ形式。
思ったよりも美味しくて、なによりご飯が美味しくてばくばく食べる。
朝食を食べ過ぎて、この日は夕食までなにも食べなかった。
スパゲティはいぶりがっこのスパゲティ。意外に旨い。
男鹿半島名物のぎばさ。
フコイダンたっぷりの海藻で、博多の人なら分かると思うが“かじめ”に似ている。
カロリーゼロでワカメと同等の栄養価があり、なにより美味しい。
地場産ブランド和牛のローストビーフ。
健康を意識したホテルなので、おかゆや玄米も用意されていた。
そして館内は部屋、廊下から浴室内に至るまでバリアフリーである。
大浴場内には介護者と一緒に入れる場所も設けてある。
さあ、そして風呂である。
全国的にも非常に珍しい温泉で、ph1.0~1.1ぐらいの強酸性、ほとんど塩酸である。
注意書きには、5分以上入るな、顔を洗うな、肌をこすると炎症を起こす事がる等々恐ろしい事が書いてある。それだけに殺菌効果は非常に高いらしい。
大浴場は非常に大きくて床・壁・浴槽、全て木で作られていて香りがいい。
源泉は98℃もある強酸性湯なので、源泉100%の浴槽は40℃以下ぐらいに冷めさせてある。
他に源泉50%のぬる湯とあつ湯、弱酸性湯、仰向けに寝っ転がって後頭部を浸す浸頭湯、寝湯、サウナ、そして箱蒸し湯と多彩で楽しい。
まずはかけ湯を充分かかり、源泉50%の湯に入ってみる。
トレッキングブーツで歩きまわり、靴下が短かったので足首の上が擦れていたのだが、まずそこからピリピリしだす。
そしてである、前夜から朝食にかけて食べ過ぎでお腹がゆるくなっていて、何度もトイレに行ってて、つまり出口を酷使してて、浴槽に恐る恐るしゃがんでみるとやはりピリピリするのだ。
まあ我慢できない事も無く、次第に湯に慣れてきたのであぁ良かったと肩まで浸かる。
充分温まって、休憩しながら弱酸性湯とか箱蒸しとかで温泉を楽しんで、いよいよ源泉100%に入ってみることにした。
そして悲劇は起こった!
じわりと足を浸け、そして奥にじわじわと進んでゆっくりと座った。
足首のピリピリはそれほどでもなく、まあ大丈夫かなと思ったその時!
数十匹のドクターフィッシュが一斉に噛みついた様な痛みがボクのデリケートゾーンを襲う。
我慢すればおさまるかと思ったが、痛みは右肩上がりに強くなるばかり。
20秒持たずに立上り、他の人に悟られない様にゆっくりと浴槽を出るが内心は悲鳴を上げている。
湯から出てもピリピリはおさまらず、タオルで前を隠しお尻と内腿をキュッと締めて、膝から下だけ内股で競歩の様にサカサカサカサカとかけ湯に急いだ。顔はあくまでも平静を装っている(笑)
そしてかけ湯でそんきょの姿勢を取り、お湯をかけたかけた・・・・
でも、野趣あふれる歴史のある湯治場である。
ボクは温泉に行ってもけっこう早くあがるのだが、この温泉はなんとなくいろんな湯に入って長居をした。
それだけ泉質がいいのだろう。
翌早朝、入ってみるとピリピリは治まっていた。
後頭部を浸す浸頭湯、首から上だけ外に出てる箱蒸しは気持ち良かったなぁ、また行って、今度は万全の態勢で源泉100%に浸かりたい。
電車の中で携帯からなんですけど(≧▼≦)
ごめんなさい!笑いを堪え切れません!
そんなこんなが(≧▼≦)