沖縄在来豚「アグー」について
今までいろんな店で、あぐ~・あぐー・アグー等を食べられて、そんなに美味しくないなぁと思われた方が居られるなら、こう言った事が背景にあるかもしれません。
今現在、山本大五郎さんの青空放牧豚(本物)アグーは出荷されていません。
この肉の美味しさに惚れて、提供し続けてこられた「てだこ亭」や小島さんの料理でも食べられる機会が無くなりました。わずかに小島さんが熟成させている生ハムがありますが、それも間もなく無くなるそうです。あの熟成された肉と脂の美味しさは他に類がありません。
琉球新報を読むことが出来ない方々のためにこちらに貼り付けます。
これを機に少しでもアグーとそれを取り巻く現状の事を考えて頂ければ幸いです。
アグーを考える会、至極小さな活動ではありますが、2年経ちました。しかし何ら状況は変わらず。
゙声゙を途切らさずにあげて行くつもりです。
宜しくお願いいたします。
変ですよね。
(mixiではファンクラブに加入させていただいております)
まちゃ~と申します。(ふかぶか)
ええと。
ちょっと黙っていられなくて、思わず。
こちら大分県でも生協で「あぐー」のつく商品がいくつか販売されておりまして。
わたしは、なんて貴重なの!!!
と感動して、かなりお高いその商品を買っておりました。
「あぐー」餃子とか、「あぐー」角煮とか。
んー……こんなもんかなぁと、特に不思議にも思わなかったのですが。
なんということでしょう。
まったく知りませんでした。
ものすごく憤りをおぼえております。
前にも書きましたが、地域性で区切っては
いけないのですが、皆がやっていて儲かってる
同じが安心とか、そういうことで皆が飛びついて
その行く末は想像できる・・・と思っていたら
案の定・・・って事がよくあります。
岩盤浴はいい例じゃないですか?
県内溢かえり、今では見なくなりました。
間違っているかもしれませんが、沖縄産の豚肉が
あぐーとしてブームだか乗り遅れてしまうから
あぐーという名前を使えないと儲からないからJAと
契約する・・・
その中には、なんでもいいじゃん!と言う人、
あぐーはアグーではないと分かっているけど・・・
と言う人がいると思います。
本物がなくなる事の危機感と言うものを想像できる
人が少ないのでしょうか・・・
機械で出来るものではなく、命あるもの
貴重な命の最後の一つがなくなったら
どうしようもないのだって考えたら恐ろしいですよね。
こうなったら、消費者である私たちがあぐーは
アグーではない!!と理解しておく事、それを広めて
行く事ですね!
口の肥えた旅行者もいます。
おいしくないと思ったら次は食べません。
全国で飼育にこだわった銘柄豚も多くなっています。
あぐーのライバルは、アグーだけではないこと
美味しくなければ将来性がないこと、気付いてほしいです。
JAに踊らされて、将来困る農家の方が出てくるのではと
農家出身の私は心配です。
また知らせてくださいね。
出荷されても、一部の関係者かコネのある人の間でしか口にはいらないのでしょうか?
一度でいいから、折り紙付きのモノホンを食べてみたい。笑
ボクなりの考えですが、近年テレビ等でタレントさんがアグーの名前を口にし始め、認知度が高まったときにJAおきなわが突然新聞に「あぐー、あぐ~、アグーの名前を勝手に使う事はまかりならん」と発表しました。
JAこそがこういった希少種を率先して守っていくべきなのに、大手の畜産業者の利益追求に動いているとしか思えません。
「アグー」と「あぐー」をきちんと区別して、消費者にとまどいを与えない様にする事はJAの大きな責任だと思います。
交配種が悪いと言っているのではないのです、交配種は交配種として普通の豚肉よりも旨みが多いはずで、それを安価で提供できる事はいい事ですよね。
つづく
このままではただでさえ生産性の低い「アグー」はやがて居なくなり、本当に幻の豚になってしまうでしょう。
残念ながら山本さんの様な声はJAには届きにくく、届いても無視されがちなのです。
JAに対しては消費者の声を途切れさせない様地道に訴えていくしかないのかもしれません。
あくまでも「種」を守り抜く姿勢の薩摩黒豚の例から考えると偽装行為という恐ろしい言葉もあながち大げさではないと思います。
>だいろくさん、消費者として知っておく事は大事ですよね。
>まちゃ~さん、初めまして、ありがとうございます。
そうですか、生協でもそうやって展開してるんんですね。その商品が悪いんではなく、あぐーと言う名前に希少価値を持たせて高く売る業者、認可したJAに問題ありですね。
>nakoさん、そうなんです、沖縄の“偉い”人たちは将来を展望する想像力が欠如して目先の利益しか考えてないのかと時々思います。アグーの事だけじゃなく、桜坂や農連市場、栄町等々、内地では絶対にありえない街並みを平気で壊していく行為。ああいう街並みこそ行政が予算を付けて残していく事で将来沖縄の大きな財産になるのになぁ・・・・
>新潟の食いしん坊さん、そうなんですよ、確実にアグーってこう言う味でこんなに美味しいんだよと観光客の方々に認知される事で沖縄の畜産業が健全な方向に発展していく大きな力になると思うんです。
金を握っているJAによって踊らされ、やがてあぐーが他の地方の銘柄豚に負けてすたれていく・・・怖い事です。
>こうべさん、遠くの土地でもそうやって認知して頂く事は嬉しいですね。ありがとうございます。
>オルッサさん、どうぞどうぞ、どんどん多くの人の耳に届くようにお願いします。
今帰仁はアグーには馴染み深い土地ですからね。
>フミオさん、少なくとも現状では純血「アグー」を食べられる場所は希少な店以外殆どありません。
一度フミオさんにてだこ亭のあのアグーローストを食べてもらいたいなぁ
あの味を知ってる喜びと知ってしまった不幸を感じます(笑)
わたしも少しだけ調べたことがありました。
http://exiv2.blog32.fc2.com/blog-entry-378.html
しかし、「純血」の意味するところが分からないでいます。
戻し交配をしていると伺っていますが、「純血」とは、どの程度まで「純血」になっていて、その飼育の現況と将来について勉強できるサイトはありますでしょうか。
青空放牧豚は出荷されていないんですね。残念です。
奇しくも昨夜、NHKhiでアグーの特集をやってました。
一時期30頭まで激減し、絶滅寸前だったアグーを北部農林が引き取りましたが、いずれの豚も交配種で、戻し交配を繰り返すも近親交配故の弊害で上手くいかなかったときに、別系統のアグー交配種との戻し交配で、やっと純血種と認定されるアグーが産まれたそうです。
でも遺伝子レベルで言うと純血はもう存在しないのでしょうね。
昔のアグーの写真を見ると一目瞭然でした。
残念ながら保護すべきおきなわJAは経済効率を優先した政策を取っている様で、純血アグーの飼育と将来は北部農林高校や、山本さんの様な一部の畜産家に頼っているのが現状の様です。
現在北部農林高校では月6頭ほど出荷しているらしいですが、行く先は分かりません。
勉強できるサイトはいまのところボクは知りません。
山本さんや、アグーを中心に料理に取り入れていた小島さんから聞く事が多いです。
以前は山本さんが自ら育てた青空放牧豚アグーをてだこ亭なんかには自分で持って来られてたんで、間違い無い本物アグーが食べられたんですがねぇ・・・・
山本さんのアグーの脂身は本当に美味しかった。
この問題はボクも目を離さないでいようと思っています。
Makani-Kaneさん、今後ともアグーの事よろしくお願いします。